文学から得ることのできるもの

 一時期、履歴書の趣味の欄に書いてはいけないものとして、読書が挙げられていたことがありました。その理由はこれといった趣味を持っていない人が当たり障りのない趣味として読書を挙げることが多かったためでしょう。しかし、現代では読書は人にもアピールすることのできる趣味の一つとして認識されています。趣味の欄に読書と書いても、そこから話を広げることができれば、大きな武器にすることもできてしまいます。

文学部は就職に不利?

ビル

 前述の履歴書の話と同様に、文学を研究する大学の文学部は就職に不利であるといわれてきました。文学など何の役にも立たないという風潮が強く、実際に文学部出身であるというだけで、不採用とされてしまう時期もありました。確かに、文学は実用的な学問ではありません。しかし近年、文学の価値が再認識されるようになったことで、しっかりとした評価を受けることができるようになってきています。

読書によって得ることのできるもの

 文学作品に限った話ではありませんが、読書によって多くのものを得ることができます。知識はもちろんのこと、さまざまな人の生活や人生、恋愛などを見ることができるため、想像力も豊かになってきます。この想像力はビジネスの現場でもシミュレーション能力として高く評価されるようになってきています。

文学は役に立たない…これも過去の話

 実務では何の役に立たない学問の代名詞的な存在として扱われてきた文学ですが、それももう過去の話です。この文学などの芸術を軽視しすぎたために、コミュニケーション能力の低い若者が増えてしまいました。読書などによって育むべき感受性を持たず、人とのつながりの大切さを知らなければ、上手にコミュニケーションをとることもできなくなってしまいます。

 文学は役に立たない、そういわれていた時代もありました。しかしもう一度見直すことによってその重要性に気付くことができるのではないでしょうか。 これからの時代に必要なものは、まさに文学なのかもしれません。