ストーリーを追うだけの読書を卒業しよう

 読書がどうも苦手…。ミステリーやエンターテイメント系、ライトノベルなら読めるけれど、純文学になると面白味がわからない…。そんな人は正しい読み方を身に着けることができていない可能性があります。しっかりと読み解くことができなければ、その作品の本当の面白さを理解することはできません。
このように説明してしまうと、余計に難しく感じ、拒絶反応を起こしてしまう人もいるかもしれません。しかし、ちょっとしたポイントさえ押さえれば、単にストーリーを追うだけのつまらない読書を卒業し、しっかりと作品を読み解くことができるようになります。

無理に先へ進まない

ビル

 あまりストーリーを追うことばかりに集中してしまうと、作者の意図を読み取る上で重要な表現を見落としてしまうことがあります。 どんなに先の展開が気になったとしても、何かひっかかる表現があれば、その意味を考えるようにしましょう。これは純文学だけに限ったことではありません。ミステリーやエンターテイメント系小説の中にも、ちょっとした描写の中に伏線がひかれていることも少なくありません。
早く先の展開を知ろうと、気になる部分や理解することのできない部分をとばして読んでしまうとその作品の面白さは半減してしまいます。

全ての言葉に意味がある

 夏目漱石や芥川龍之介などのいわゆる文豪と呼ばれる作家の作品をじっくりと読んでみると、その言葉のすべてに意味があることに気付くのではないでしょうか? もちろん、中には意味のない言葉を並べているだけのつまらない作品も存在します。しかし、文壇である程度評価されている作品には意味のない言葉、無駄な言葉がほとんどありません。 ですので、当然しっかりと読み解くには時間がかかってしまいます。それを面倒と思わず、楽しめるようになりましょう。そこにたどり着くことができれば、これまでつまらないと思っていた作品の面白さに気付くことができるかもしれません。
最初は時間がかかってしまうかもしれませんが、本当に文学作品の面白さを知るには必ず必要な過程です。ある程度慣れてくれば、当たり前に作品を読み解くことができるようになりますので、あせらずゆっくりと読書を楽しむようにしましょう。