文芸評論を読んでみる

 文学にはさまざまな楽しみ方があります。ある程度、自分で読み解くことを楽しめるようになったら、他の人の読み方や解釈を知りたくなってくるのではないでしょうか?

日本語はとても複雑な表現が可能な言語ですので、同じ言葉であってもさまざまな解釈が存在します。小説の場合、もちろん作者の意図する解釈は存在しますが、読み方によってまったく異なった解釈をされることもあります。

人の解釈から学ぶ

ビル

 柔軟に考えているつもりでも、どこかで人は頑固な部分を持っています。一人でどんなに考えたとしてもたどり着くことのできない解釈が存在します。それを補ってくれるのが文芸評論です。

どのような作品であっても、すべての人が同じ解釈をすることはありません。また、多くの人に読まれている有名作品の中には、膨大な数の解釈が存在するものもあります。これら第三者の解釈を読むことによって、自分ではたどり着くことのできなかった作者の意図や一種の「答え」にたどり着くことができるかもしれません。

ネットや雑誌などの書評

 文芸評論書となると、すこし敷居が高いと感じてしまう人もいるかもしれません。そんな時はネット上や雑誌などの書評をチェックしてみましょう。ほとんどは単なる感想程度のものですが、他の人の解釈を知るためのヒントが隠されていることもあります。

自分の解釈を公開する

 ネットを利用すればさまざまな情報を得ることができますが、逆にこちらから情報を発信することもできます。ネットを利用して自分なりの評論を公開してみましょう。書評専門の掲示板などを利用すれば、何らかのレスポンスがもらえることもあります。これによって、また人の意見や解釈を知ることができるでしょう。また、ブログなどの長期間記事の保存が可能なツールを利用すれば、読書の忘備録としても利用することができるでしょう。

ある程度文学を「読む」ことを楽しめるようになってきたら、次のステップは作品の「研究」です。そのためには他の人の解釈を知ることも必要となります。最初は難しく感じてしまうかもしれませんが、よりディープな文学の世界を楽しむには必要なステップです。